Emotional Quality
心の豊かさ、心の知性を向上

「ヘルプの喜び運動」は、他人を助ける喜びを身近で体験できる社会奉仕活動です。私たちは、社会に暮らすすべての人々のEQ(心の知能指数)を高めるために、教育、文化、スポーツ、健康促進の活動を展開しています。このような活動を通じて、人々の心が豊かになり、社会の問題発生リスクが低下することを目指しています。

“βエンドルフィン” は、他人(ヒト)を喜ばせた喜びを感じたときに最も多く分泌されます。“情けは人の為ならず” という諺がありますが、「人を喜ばせることができた!」と喜びを感じた時、実は自分自身が嬉しかった時よりも、ずっと多く、ずっと長く脳からβエンドルフィン=別名:ご褒美ホルモンが分泌されます。なぜご褒美かというと、βエンドルフィンは人の身体の免疫力を向上させる働きがあり、結果、ナチュラルキラー細胞が活性化するからです。

他人をハッピーにすればするほど、このご褒美ホルモンが多く分泌され、免疫力がアップして元気に過ごせるというわけです。つまり、他人を喜ばせることは「自分へのご褒美」なのです。

人を喜ばせることで得られた喜びが免疫力を向上させ、どんな名薬よりも効果的に身体に作用します。それは疲労回復薬にも、若返り薬にもなり、ひいてはあなたの脳力アップへつながります。つまり、他人に愛を分けて喜んでもらい、それを見てあなたが嬉しくなるほどに、高いサプリメントより効果的に自分の身体を元気にするお薬を手に入れることができるのです。

この「お薬」は、もちろんどんな治療薬と組み合わせても副作用はまったくありませんので、ご心配なく。

人間は自分より弱い者を守り、自分以外の人を受け入れること、つまり「人の喜ぶ行動をとること」が予め能力としてインプットされて生まれてきます。人間独自の性質として、誰しも他人を喜ばせることが自然にできるはずです。ですから「いじめ」は人間としては「誤作動」であり「病気」だといえます。

自由競争社会の中で、私たちは知力向上を目指して教育を受けてきました。そして今もなお、IQ重視の傾向は変わっていません。

人間として備えるべき本質的知力とは、脳力と精神性が組み合って創造されるもので、学力はその一部分です。ですから、学力だけを追求し、本質的知力が伴わないままでは、競争が先行して多くの問題が起きてきます。いじめ、不登校、学力低下、学級崩壊など、教育現場での問題に加え、子供たちを巻き込む多くの悲劇的犯罪も問題のルーツは同じかもしれません。

現代の社会に生きるためには、身の安全を考慮しつつ、個々の本質的知力を磨くEQ向上教育を強く推進しなければなりません。

自分以外の他人(ヒト)のことをどれだけ考え、感じられるか。また、どれだけ自分以外の他人(ヒト)のために行動できるか。この2点が、人間の本質にある知力を拡げる鍵になるのです。鍵の使い方や用い方を学ぶことで心を豊かにすれば、本質的知力が拡がります。そうすると、脳内ネットワークが活性化・拡大してEQ向上につながり、結果としてそれは学力向上のベースになるというわけです。

Emotional Inteligence Quotient/心の知能指数
Emotional Quality/心の豊かさ、心の知性

もうお分かりですね。
①~④にあるように『ヘルプの喜び運動』は、他人(ヒト)にはもちろん、自分にも嬉しい作用があるんです。